LED調光制御
最後まで綺麗に消えるLED調光システム(Vol.1:オーダーメイド)
メディアフェイスはLEDの下限付近(「うっすらとした」明かり)でも綺麗でスムーズに調光することができるシステムを販売しています。
例えば、バンケットルームなどのシャンデリアには無数のLEDシャンデリア球が使用されていますが、これら一つひとつが「小さく優しい明かりがふわりと消える」よう、全てのシャンデリア球を調光。
当たり前に思われていることを当たり前にするために。
繊細な部分にまで、こだわり抜いたLED調光システムです。
システムの特徴
LED照明を調光する必要がある場合、白熱電球や蛍光灯からLED電球に交換するだけではうまくいかないことがあります。調光するとちらつきやフリッカーが発生したり、ときにはノイズによって他の機器にまで影響を及ぼすことがあります。当システムは、そんなLED化にともなうトラブルを解消するために開発されました。
- 高周波ノイズ、フリッカー、ちらつきの問題を解決
- 「いま」をそのまま使う
操作卓や配線などの既存施設を残してLEDの調光ができるシステムに置き換える - オーダーメイドの調光盤
「このシーンはこうしたい」オペレーションに寄り添い一緒に考えられる調光回路 - 操作性は変えず、より便利に
「慣れ親しんだ操作方法をあまり変えたくない」もっと使いやすくなる仕組みをアドバイス
「製品」ではなく「システム」である理由
調光システムのかたちはひとつではありません。そこで何をするか、誰が利用するかによって照明の持つ役割が異なります。
私たちがシステムを考える時、その出発点は「何をしたいか」を考えること。
例えば部屋の間取りを考える場合、ベッドが置かれていたからそこを寝室にするのではなく、眠る場所が欲しいと考え、寝具としてのベッドを置き、そこが寝室となります。
そして、寝室には家族がくつろぎ、安心できる明かりを求めます。
最初に建物や設備があって、そこで何をするのかを決めるのではなく「やりたいことを実現しようとしたアイディアを集結したもの」が「システム」となります。
それはむやみに高価な設備や必要以上の機能を詰め込むことではなく「使う人・利用する人がどう動き、どう感じるか」を考慮して「合理的に」考え抜かれたものでなければ、完成度の高い「システム」とは言えません。
メディアフェイスの調光システムはパッケージの形態を採用していません。
提供する形を最初から決めてしまうと、そのシステムそのものが主役となってしまうからです。私たちは照明デザインを通して空間演出の提案をしています。
メディアフェイスの調光システムは、
●出来て当たり前と思われている機能が出来るように
●普段の日常にはない特別な体験ができるように
●誰もが安心して過ごせる居心地の良い空間づくり
これらが考え方の基盤となっています。
現場に寄り添い、オーダーメイドでお作りするため「パッケージ」はありません。
少しでも調光できれば「調光対応」?
たとえば白熱電球を調光すると、小さなあかりが滑らかにゆっくりと輝いていく姿を見ることができます。
しかしLED電球は違います。
何も対策せずただ調光すれば、消灯状態からフル点灯へと一気に発光します。
LEDが発光するためには、ある程度の勢いを必要とするからです。
そして電圧が極端に低過ぎると制御がうまくいかなくなり「ちらつき」が起こります。これが下限付近(うっすらとした明るさ)のLED調光制御が難しいとされてる要因です。
その解決策としての多くは「下限付近でちらつきが起こる前に消してしまう」方法がとられています。たとえば、それが下限調光「5%付近」でも「40%付近」でも等しく「調光対応」と呼ばれてしまいます。
しかし、本当にそれで良いのでしょうか?
大切なお客様をおもてなしする空間では、細やかな心配りが必要とされます。
「綺麗な夜景を眺めながら食事をしたい」と思った二人がホテルのレストランにやってきた時、シャンデリアの明かりを想像してみてください。誰もが、小さなあかりがふわりと小さく輝いている様子を思い浮かべるのではないでしょうか。
ムードをつくりだす「小さなあかり」は、LEDでは何の工夫もなしに簡単にできることではありません。
それは、調光しているかどうかだけでなく、きちんと雰囲気がつくれるのかどうかまでを求められ、同時に空間のひとつとして溶け込んでいなくてはならないのです。
照明演出に長けた「メディアフェイスの調光」は、洗練された表現力と合理的な構造によって、効率の良い環境づくり、雰囲気のある照明づくりができるようにLED調光をシステム化しています。
当社は「調光が必要な意味」と真剣に向き合い「メディアフェイスの調光」を開発しました。
メディアフェイスのLED調光を感じてみませんか
LEDはもはや省エネやコストダウンのためだけのシンボルでは無く、政策によって普及促進され、すでに私たちのくらしのなかで一番身近な照明へと遷移しています。
LED化の促進・拡大を検討する人々にとって、さまざまなメーカー製品や技術情報が交錯し「いちばん手軽」に「もっとも安く」導入できそうな方法すら溢れかえる時代となりました。
メディアフェイスはまず最初に、「最後まで綺麗に消える調光」を提案していきます。
このように開発された調光システムは「単なる調光器」と「電球」としてではなく、「演出照明」としての運用にも耐え得るほどの精巧で合理的なシステムです。
ノイズやちらつき、そして下限調光の問題をきちんと乗り越えたうえで、現場に合わせてひとつひとつオーダーメイドの調光盤を製作していく。それがメディアフェイスのLED調光です。
LEDにも多様性が求められているこの時代。
目的や意図に沿った「照明デザイン」ができる調光システムを実感してみませんか。
ぜひ、お問い合わせフォームまたはお電話にてお問合せくださいませ。